Swiftでimport AppKitをした際にNo such module 'AppKit'エラーが発生する原因と解決方法を詳しく解説。Xcodeの設定変更でエラーを解消する方法を画像付きで紹介します。

はじめに

以下のようにをしてフレームワークであるAppKitを読み込もうとした際に、とエラーがでる原因と対処法について書いていきます。
また、この記事は KIT Developer Advent Calendar 2018 8日目の記事になります。

動作確認環境

  • macOS Mojavaのバーション:10.14
  • Xcodeのバーション:10.1
  • Swiftのバーション:4.2.1

エラーの対処法

まず、一番左にあるナビゲーターエリアのSampleProductをクリックします。
そして、Build SettingsのBase SDKをiOSからMacOSに変更します。(プロジェクトを特に指定せずに作成するとBase SDKの初期値はiOSになっています)

変更前

変更前の様子 | 変更前の様子
変更前の様子 | 変更前の様子

変更後

変更後の様子 | 変更後の様子
変更後の様子 | 変更後の様子
すると、以下のように補完の候補としてAppKitが出てくるようになります。
ちゃんと読み込まれていることがわかります。

AppKitとUIKitの違いについて

エラーが起きていた理由として、AppKitとUIKitを比較して説明していきます。
  • AppKitはMacOSアプリケーションのユーザーインターフェースを構築・管理するフレームワーク
  • UIKitはiOSまたは、tvOSアプリケーションのユーザーインターフェースを構築・管理するフレームワーク
よって、AppKitを使用する場合は、XcodeのSDKの設定をMacOSに合わせる必要があるといえます。

最後に

色々調べる中で、最初はドキュメントに目を通した方が回り道しないこともよくあります。英語から逃げないようにしていきましょう!(自分への戒めも兼ねて)

参考サイト

 
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この記事はこちらのクロスポストです

署名2025/3/3 16:552025/4/1 23:47