エンジニアとして数年働くと、「このスキル、会社の外でも通用するのかな」と考える瞬間が来ます。求人サイトや案件サイトを眺めるだけで一歩が出ない時期が、僕にもありました。動けるようになったきっかけは、根性でも運でもなく、就業規則を開いて副業の欄を読んだという地味な一歩です。案件を探す前に整えると、会社員のまま無理なく始められる「準備の順番」を、この記事にまとめます!
副業エンジニアの現在地:案件は増えている、だから順番が大事
「副業 エンジニア」で検索すると、案件マッチングサービスや求人情報が数多く見つかります。つまり、働き口そのものは探せば出てくる時代です!
一方で、検索結果に少ないのが「始める前に何をどの順番で整えるか」という情報です。案件探しから入ると、契約や時間の壁に後から気づいて止まってしまいます。だからこそこの記事では、僕自身が会社員時代に副業から始めてフリーランス転向まで歩いた経験をもとに、案件探しの前に整える準備の順番をまとめます。
始める前に整える4つの準備
1.就業規則と会社のルールを確認する
最初の一歩は、自分の会社の就業規則で副業の扱いを確認すること。地味です。だからこそ飛ばされがちで、あとで一番大きな不安要素になります。先に確認しておけば、堂々と動けます!
2.契約形態(業務委託)を理解する
エンジニアの副業案件の多くは、雇用契約ではなく業務委託契約です。会社員の雇用と違い、成果物や稼働に対して報酬を受け取る形になります。「業務委託とは何か」「請負と準委任の違い」をひと通り理解しておくと、案件の募集文を読むときの解像度が一気に上がります。
3.本業のスキルを棚卸しする
「自分が売れるもの」を先に言語化します。使える言語やフレームワークだけでなく、レビュー経験、設計経験、チーム開発の経験も立派な商品です!僕の場合は、iOSアプリ開発とチーム開発の経験が最初の武器になりました。
4.使える時間を先に決める
案件を取ってから時間を作るのではなく、先に「土日の午前だけ」「平日夜に2時間だけ」と枠を決めます。時間の上限が決まっていると、受けてよい案件の規模も自動的に決まるので、本業に無理が出ません。土日副業なら、週10時間前後を上限の目安として案件を選ぶと現実的です。
最初の案件の見つけ方:小さく始めて実績を作る
準備が整ったら、最初の案件は「実績づくり」と割り切って小さく取りにいきます。入口はいくつかあります。
- エージェント・案件サイト経由:週数時間から働ける副業向け案件を扱うサービスが増えています。条件が整理されているので、業務委託の相場観をつかむ入口として優秀です
- クラウドソーシング:小さな開発・改修案件が中心。単価は控えめですが、契約から納品までの一連の流れを経験できます
- 知人・元同僚経由:信頼関係がある分、話が早く条件も柔軟。「こういうことができる」と周囲に伝えておくだけで、声がかかることがあります
僕自身は、直請けとエージェント経由の両方を経験しました。最初から高単価を狙うより、納品まで完走できるサイズの案件で「実績と自信」を先に作るほうが、結果的に次の案件の単価も上がりやすくなります!
一次体験:会社員のまま小さく始めたから、次の選択肢が見えた
僕にとって副業期間の一番の収穫は、「会社の外で自分のスキルにお金を払ってもらえた」という一次体験でした。金額の大小より、この体験があるかどうかで、その後の選択肢の見え方がまるで変わります。サイバーエージェントでABEMA LiveのiOSアプリ開発とテックリードを経験し、25歳でフリーランスへ転向、26歳で株式会社Coeliaを創業した今も、原点はあの小さな一歩です。
いきなり独立したわけではなく、会社員のまま副業・週末起業として小さく試す期間があったからこそ、独立後の働き方を具体的に想像できました。この一次体験があると、転職でも独立でも現職継続でも、どれを選ぶにしても判断の軸が自分の中にできます!
先回りしておきたい壁と、越え方
- 税金・確定申告が不安:副業の所得が一定額を超えると確定申告が必要になります。制度の詳細や自分のケースの判断は、国税庁の情報や税理士など専門家の一次情報で確認するのが確実です。不安のまま止まるより、「確定申告はやることが決まっている事務作業」と捉えると気が楽になります
- 本業が忙しくて時間が読めない:納期のある請負より、時間単位で柔軟に稼働できる準委任型の案件から始めると、繁忙期とぶつかっても調整しやすくなります
- スキルに自信が持てない:「本業で毎日やっていること」がそのまま商品になります。迷ったら、今のチームで自分が任されている作業を書き出すところから始めましょう!
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よくある質問
エンジニアの副業は土日だけでもできますか?
できます。週数時間から稼働できる業務委託案件は増えており、土日の午前だけといった枠でも成立します。先に使える時間の上限を決めてから、その枠に収まる案件を選ぶのが両立のコツです。
副業エンジニアは何から始めればいいですか?
案件探しの前に、①就業規則の確認②業務委託契約の理解③スキルの棚卸し④使える時間の確定、の4つを整えます。準備が整っていると、案件の選び方も交渉も迷いが減ります。
実務経験が浅くても副業案件は取れますか?
本業でコードを書いている実務経験があれば、小さな開発・改修案件から始められます。最初は実績づくりと割り切り、納品まで完走できるサイズを選ぶと、次の案件につながる評価と自信が積み上がります。
会社に確認せずに副業を始めても大丈夫ですか?
就業規則の確認を先に済ませることをおすすめします。届出制なのか、許可制なのか、それとも制限がないのか。ここを知っておくだけで、余計な不安を抱えずに副業へ集中できます。ルールの範囲で堂々と始めるのが、長く続ける一番の近道です。